のフの独り言

一般人が日常感じた事、思った事を書き連ねるブログです

さらに続き

4月10日

さらに昨日の続き

 

今は彼らによって「見えない支配」をされている状態だが、ここから脱する方法はあるだろうか?

 

ある。

価値観を変えることである。

 

今は何を置いても経済優先の価値観が世の中を支配している。これが彼らの力の源でもある。儲けなきゃいけませんよ、よその会社に負けてはいけませんよ、他の国より裕福でなきゃいけませんよ… こんな声に躍らされて、その価値観を最上のものとして諸々の判断を行うから、本当に大切なものが見えなくなっている。

 

東日本大震災のとき、電力が不足し、その解消のためと称して(実際そうなのだろうが)パチンコの規制を石原都知事が言い出した。また、産経新聞に月一くらい?で連載していたコラムの中で、物質文明の批判というか修正というか、価値観の転換を呼びかけることもあった。だが、その声はすぐに止んだ。その内容は正論だったと思うのだが、不自然なほど急激にフェードアウトしていった。これも凄まじい圧力に晒されたからではないかと勘繰っている。

石原都知事は、その後それに類することは全くといって良いほど言わなくなったと記憶している。

 

余談だが、そのような価値観が世の主流となった最後の決め手は、村上ファンドの事件だろうと思っている。

あの時、村上世彰氏が言い放った言葉「私はお金儲け好きですよ。お金儲け、悪いことですか?」に、どこからも有効な反論はなかったと思う。しかし、その一昔前の経営者達が存命であれば、それに対し痛烈な反論や皮肉が返ってきていたのではないだろうか。

あの時、誰かが言うべきであった。金儲けの良し悪しを決めるのは、その儲けた金をどう使おうとしているか、その「理念」による、と。あるいは、彼は実業で儲けた訳ではなかったから、その儲け方についての批判があっても良かった。それは金融、金融工学というものへの批判となり、世界の潮流からは置いていかれることになるのだが、恐らくその後のバブルやバブルの崩壊を防ぐ、あるいは軽くすることになり、大儲けはできないが、堅実に成長することになったのではないだろうか。

 

長くなってしまった。

みんなが経済優先の価値観から脱却し、何が幸せなのかを正しく定義出来たとき、彼らの日本支配の構想は崩壊する。

 

ここは少し論が飛躍しているが、おいおい埋めていければと思っている。