銀行の人と
4月8日
今日、仕事上で、とある都市銀行の方と話す時間があった。
有名な銀行なので、海外にも支店が多くある。というより、世界的に展開している、といった方がしっくりくる。
なので、海外転勤などもあり、やはり語学は重要視されるとのこと。新入社員にもTOEICで900点台がゴロゴロいるらしい。中には990点(満点)の人も。
そういう人は、当然ながら英語はペラペラで、海外の方と話すときも通訳などは必要ないそうだが、中にはそれ以外がからっきし、という人もいるらしい。
特にコミュニケーション能力に難ありな人が困るらしく、お客様と話していて、相手の冗談がわからず、上司に助けを求めるとか、今までの基準で言えばいわゆる「ポンコツ」レベルだとか。
車の運転も往々にして下手で、一人で行かせるとすぐにぶつけたり擦ったりしてくるらしい。
だが、その若者を責めることも一概によしとはしない。
今は車離れも進み、免許は取っても車を持たない人が増えている。都会に暮らしていれば、電車などで充分にやっていけるからだ。
知らない人とSNS以外でコミュニケーションをとるシーンも減っている。激減している。
原因はともかく、対策についてもいろんな角度から意見がでている。が、運転にしてもコミュニケーションにしても、もし今後も必要なのであれば、どこかで訓練する機会を増やすしかないだろう。
私は、それを学校が担うべきだと思う。
もはや従来の知識偏重型教育は時代遅れで、知識偏重型受験に合わせて知識と受験テクニックばかりを勉強していたのでは、今起きている問題のように、世間で役に立つ人材にはなりにくい。
世間に出たときに、充分戦って行ける力を身につけさせる教育、これを学校でやらねばならないと思う。
文部科学省の偉い人なんかは、きっとわかっているんじゃないかと思う。あれだけ頭の良い人が揃っているんだから。しかし、そんな動きは見られない。
私は、日本の復活を妨げている勢力の総本山は、文部科学省にあると睨んでいる。