欲望の解放史②
3月23日
昨日の続き
昔の人は恐らく欲望の恐ろしさというか、弊害を知っていたと思う。
ここから仮説
際限無い欲望を抑制するために、社会は宗教を必要とした。
一神教系の宗教は、天国と地獄を設定し、欲望のままに生きると地獄へ、としてその抑制を図った。しかし、時が経つに連れ、欲望を抑制させる側の聖職者達が、自らの欲望を庶民から隠れて充たしていたことが判りはじめると、宗教は力を失った。
人は権力者のゴシップが好きである。
欲望は再び際限無く拡がろうとしている。
欲望を積極的に肯定した生き方が持て囃されている。個人主義・拝金主義など、その最たるものであろう。
個人の主義主張の前に社会の規範や公序良俗は力を失い、お金の力に正義は平伏している。
これでいいのか?