なります? なってません!
3月26日
最近、どうしても気になる言い回しがある。
テレビなどでも良く耳にする。
「こちらが、新商品の○○になります。」
この「なります」が、どうしても気になる。
何かが新商品の○○に「なった」のか?
「新商品の○○です」で良いではないか。
あるいは、トイレの場所を尋ねても、「あちらがお手洗いになります」…
今、お手洗いに「なった」の?前からその場所はお手洗いでしょ?だったら、「あちらがお手洗いです」が正解じゃない?
「もうすぐ小学生になります」だったら、今まで小学生でなかった人が小学生に「なる」のだから、何の違和感もないのだが、先に挙げた例文のような「なります」には違和感たっぷり!
最近ではアナウンサーやレポーターまで使ってる。誰か注意しないのかね?
なぜそんな言い回しが蔓延するのか。
思うに、○○です、より、○○になります、の方が責任の度合いが低いような感覚があるのではないだろうか。○○です、って言いきったら100%自分の責任だけど、○○になります、だったら、そこに確かにあるけど、いつの間にか、そう「なっていた」んですよ、私のせいじゃなく…ってニュアンス?
そこは確かに改札口なんだけど、言外にそこを改札口にしたのは私じゃないよ、と言っているように思うのは私だけだろうか。
やっぱり早期英語教育より、そういう正しい日本語教育が先だと思うけどなぁ。
まさか学校の先生は、そんな日本語使ってないよね?!